一力遼三冠が応氏杯初優勝 日本所属で囲碁国際戦19年ぶり
※今回は敬称略で記事を書かせていただきます
囲碁ではいくつかの世界大会が開かれており、
そこで優勝すれば晴れて世界一の棋士となることができる。
今回応氏杯で優勝した棋士は、一力遼という囲碁界では超有名な棋士である。
そしてこの偉業は日本人として並大抵のことではない。
なぜなら囲碁は中国・韓国に押され世界ランキング100人中日本人は3人だけである。
井山裕太、芝野虎丸、そして今回の一力遼だけである。
令和三羽ガラスとか言われている(いい加減昭和のネーミング止めろ
なぜたった三人しか世界ランキングに棋士がいないのか、
例えば韓国は徴兵制が取り入れられているが、
これを回避できるのは囲碁で優秀な成績を収めた極一部のスター棋士に限られる。
韓国の徴兵制を回避するのは並大抵の苦労ではなく、
本当にこの権利を喉から手が出るほど欲しがるのである。
従って日本人と囲碁の熱意とモチベーションが違う。上位はもはや狂気の次元である。
中国も同じである。中国はそもそも人口からトップ棋士の総量が違う。
世界囲碁人口のトップの過半数が中国勢である。
そして日本、この三か国で争われる囲碁棋戦で日本は近年一つもタイトルを取れずにいた。
近年はAIの発達により囲碁研究も加速しており、
この激戦の中、一つでも世界一のタイトルを取ったことは脅威的なのである。
しかし、私は悲しい。
Yahooニュースのトップの見出しを飾ることはなかったと思う。
頭脳競技の世界一になった人がいてその瞬間ですよ。
もうちょい話を盛り上げて欲しい。
囲碁は日本人の心から忘れられてしまったのだろうか。
私の大好きな囲碁の古人、棋聖道策もさぞ嘆かれるであろう。
日本の囲碁人口は年々減り続けている。
しかし、囲碁の魅力は底がない。無限に先がある。
それはAIが出てきてもまだ尽きないのである。
ゲームに問題がないとすれば問題はプロモーションである。
この辺をもうちょっと日本棋院さんには頑張ってもらいたい。
囲碁は性質上自動伝搬ができないゲームである。
つまり、初心者同士ではゲーム自体が成り立たない。これが一番の課題である。
昔あった初期のヒカルの碁のゲームボーイアドバンスのソフト。
あれが一番分かりやすかった。あれを今風に変えて作るべきだろう。
あれ?俺が作った方が早くね?
ぇ作れ?馬鹿野郎!俺はゴロゴロするので忙しいんだよ_(:3 」∠)_