2024年の10月の中頃だったか、
Copilot に大幅アップデートがありインターフェースから中身まで変更された。
どうやらアーカイブ機能もまともに動作していないようで、
はっきり言って何もしない方が全然マシだった。
対話の内容の精度も落ちているように思える。ほんとにGPT-4か?
Microsoft が何を思って今回のようなアップデートをしたのか謎だが、
2024年11月現在においても状況は変わってない。
一応、スマホ版の Copilot はそのままなので、こちらはまともに機能している。
しかし、コード生成や参考資料作成などはPCでないと意味がなく、
精々日常の疑問に答えてくれるのが限界である。
昨今、この分野は熾烈な競争が続いており、
特に Google の Gemini や OpenAI の ChatGPT など、代表的なAIも強化されている。
ただし、AI分野はまだビジネスとして成り立っていないという記事も見られた。
例えばAIの膨大な電力消費に対して、
対価として請求できるのは少々のサブスクリプション代である。
その意味ではもしかしたら Microsoft は早々に Copilot に見切りをつけたのか?
とも勘ぐってしまう。
あくまで今までがAIのデータ収集の試験運用で、
今後大規模なビジネスに発展させるため妙案を練っており、
その意味で無料版 Copilot は足切りされた、そう見えるのも不思議ではない。
いずれにせよ Copilot の劣化によって無料で手頃で良質なAIが一つ消えた。
これはただ乗りするユーザーにとってはちょっと悲しい出来事である。
OpenAI の ChatGPT は課金すればかなり優秀なAIだが、月額$20は中々の出費である。
そこまでするコアな一般ユーザーは、まだ珍しいだろう。
いま私は無料版の生成AIの回答が特に信じられない状態になっているので、
必ず元ソースを確認する旧来のネットブラウジングに戻っている。
なんだか進歩しているんだか、後戻りをさせられているのかよく分からない。
そのうちにはスタンドアロン型の汎用の強いAIも出てくるのだろうが、
もう少し先の事となりそうだ。
ただ、こういった分野の進歩の仕方は等加速度的な動きをしない。
突然ブレイクスルーがあって急激な変化を遂げる。上昇は階段のような波形だ。
その意味ではまだまだ期待を込めた未来像があると私は信じている。