人間は変われない

人間は、自分の本質を変えることがとても苦手です。

私は私の本質を持っていて、あなたもあなたの本質を持っています。
それが先天的なものであれ、後天的に身についたものであれ、
「今持っている本質を変える」というのは非常に大変なことなのです。

私の例:人付き合いが苦手

例えば私は、あまり人付き合いが好きではありません。
そもそも自分以外の人間をあまり信用していないため、
他人に合わせるということが基本的に好きではないのです。
そのため、私は生きるために必要な最低限の人間関係しか持たないようにしています。

これが良いのか悪いのか、それは一概には言えません。
うまく働くこともあれば、悪くなることもあります。
ただ、私はこの性格=本質を持っている以上、
「それを今さら変えよう」とは思わないのです。

無理に変わることのリスク

重要なのは、「本質に逆らってまで自分を変えること」が
果たして本当に良いことなのか?ということです。

私は、自分を変えずに満足できる方法を探す方が良いと考えています。
なぜなら、自分を変えることは非常に労力がかかる上、
新たな問題を引き起こす可能性もあるからです。

自分を変える=バランスを変えること

物事は様々なバランスの上に成り立っています。
自分を変えるということは、そのバランスを変えるということです。
どう変えても、必ずどこかに弱点が生まれます。

私の例で言えば、人間関係を減らせばストレスは少なくなりますが、
その分、他人との関わりによって得られる楽しみや利得は減ります。
逆に人間関係を増やせば、必ずストレスが増します。

新しいバランスには新しいメリットがありますが、
同時に新しいデメリットも必ず存在します。
そのことをしっかり理解しておく必要があります。

持っていないものより、持っているもので

だからこそ私は、
「自分にないものを手に入れようとする」よりも、
「すでに自分が持っているものの中で満足する方法を探す」
その方が安全で楽だと思っています。

例えば、多くの人とワイワイするような楽しみを求めると、
私の本質を変える必要が出てくるため、大変です。
しかし、楽しむという目的自体は、一人でも十分可能です。

ひとりの楽しみも立派な楽しみ

一人で芸術的な創作を楽しむ。
一人で知的な研究を行う。
そういったことも、十分に「楽しみ」と言えるでしょう。

むしろ、人との関わりの時間を減らすことで、
一人での楽しみに集中しやすくなるとも言えます。

このように、自分を変えなくても満足できる方法を探す。
それによって自分に余計な負担をかけず、
同じ目的をより穏やかに達成できるのではないかと思うのです。

固定観念が柔軟さを奪う

こういった考え方の障害となるのが、「固定観念」です。
「自分は〇〇でなくてはならない」
「〇〇を持っていなければならない」
そういった思い込みが、発想の柔軟性を失わせます。

固定観念をほどくには、一度立ち止まって冷静になる必要があります。

本当にそれは必要なものか?

・今、自分が「必要」と思っているものは、本当に必要なのか?
・もっと楽に手に入る別の手段では代用できないのか?
・そもそも「必要だ」と思い込んでいるのは、本当に自分自身の意志なのか?

そういった問いかけを自分の中に行い、
よく考えた上で結論を出すことが大切です。

今回の記事が、皆様にとって何らかの参考になれば幸いです。

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