私の趣味に囲碁がありますが、
囲碁という趣味は非常にコスパが良く、お金をかけずに楽しむことができます。
囲碁にかかる主な費用は勉強代だけと言っても過言ではないでしょう。
それも自分の好きな領域から勉強し、得意な領域から広げていくことができます。
対局料はアプリやネットを使えば対人・AI共に無料で出来ますし、
勉強代も初歩の間は実戦だけでも十分かもしれません。
自宅での一人での勉強に特化したければ、碁盤や書籍も揃える必要がありますが、
碁盤も折りたたみ式で碁石を合わせても1万円もかからないでしょう。
それで一生使えるので消耗品ではありません。
書籍があると強くなるために常に新しい知見を得られますが、
ここまで来るのは初段間近で、それなりに強くなってからで十分です。
そしてそこまで囲碁に投資できるのは、すでに囲碁に夢中になれる人なので、
投資した分、損したと感じることは少ないでしょう。
囲碁というのは息の長い趣味であり、特別なゲームです。
これほど奥深く探求でき、また年齢関係なく触れることができる趣味は少ないです。
特に囲碁は独特の感性と感覚があり、自転車の乗り方などと同じで、
一度覚えると再度繰り返すことは、そう難しくありません。
囲碁というゲームの特性として、非常にタイパが悪いということが挙げられます。
これはもちろん一局の長さもそうですが、
囲碁で強くなるほど勉強量や人生におけるウエイトが大きくなります。
しかし、これは単純にデメリットというわけではありません。
なぜなら囲碁で培われた考え方は他のことにも応用できますし、
集中力や脳の働きも活性化されます。
さながら筋トレは体を鍛えることで、健康や異性に対して魅力を作るのに対し、
囲碁は精神面や物事の本質を捉える力を作ります。
なぜなら囲碁は陣地(あえて言うなら土地)の取り合いをいかに効率化するか?
という普遍的な人間の仕事や作業の本質に根ざしたゲームだからです。
またタイパが悪いということは、逆にそれだけ時間を潰すことができるということです。
ちょっと家や出先で暇な時間が出来て、時間を潰したいという時も、
ネットがある今、囲碁アプリを開いて対局したり勉強することで楽しむことができます。
また、囲碁は年齢を重ねてもスポーツや瞬発力を競うゲームと違い、遥かに長く楽しめます。
囲碁は筋力や反射神経といった若い内にしか発揮できない能力を必要としないからです。
囲碁は独特の構想力や経験値や感性の世界なので、プロでもなければ年齢は問わないのです。
と言って囲碁はおじいさんになってからやるもの!というような思い込みも間違っています。
若い内の方が考え方や吸収力も違いますし、強くなるなら早くから始める方が断然有利です。
私は昨今のゲームの方がいつか終わりや飽きが来ると分かっていますから、
囲碁ほど力を注いでいるゲームはないでしょう。
なぜならゲーム自体が消えないことや、飽きてもまた思い出したように楽しくなるからです。
ここまで長々囲碁の魅力を書いてみましたが、確かに囲碁は合う合わないがあります。
独特のロジックがあるので、頭の良し悪しとは関係なく、
難しいと感じたり、つまらないと思う人も必ず存在するゲームです。
しかし、一度も囲碁に触れたことのない人は、囲碁の魅力に惹かれることもあるでしょう。
諺にも「知恵と力は重荷にならぬ」とあります。
まさに囲碁は知恵を培うのに最適なゲームなので、
興味を持った方は何歳からでもトライしてみることをおススメします(/・ω・)/