囲碁でのポン抜きの価値が高い順に比べたもの

次の画像を見ていただきたい。
全方面において黒があと一手かければ石をポン抜くことができる状態となっている。
さてここで問題。

この図においてポン抜きの価値を各隅、各辺、中央において
順番に並べるとどういう順番になるか分かるだろうか?
正解と解説を記事の下の方に書いておく。

正解は、
1.左上隅
2.下辺
3.中央
4.右辺
5.右上隅
6.右下隅
7.左下隅
となる。

なぜこういう順番になると断言できるかというと、
まず、ポン抜きは腐らせる相手の石が増えるほど価値が大きくなる。
従って左上隅は二つの白を無価値にするため一番大きい。
次に下辺が一つ相手の石を無価値にするので大きい。

そして、ポン抜きは本来単独でポン抜く場合、中央→辺→隅の順番で価値が変わっていく。
従って中央の単独ポン抜きが次に大きく、
その次に辺、さらに次に隅となる。

さて、逆にポン抜いた際に自分の石が隣接しているとポン抜きの価値が小さくなる。
右下隅はポン抜きだが、隣接してコスミの位置に自分の石があるため価値が少し下がる。
最後に左下隅はポン抜きではなくボン抜きと呼ばれ、
石を取った際に自分の石の働きが一番低い形である。

以上の理由で石の形から着手の大きさを推定することができる訳である。

ポン抜き30目とも言われるが、これも状況によって変わってくるのである。
場合によってはボン抜きなどは許しても良い局面も存在するし、
絶対に譲れないコウのポンポカ抜きも存在する。

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