昨今の急激な進歩により無料で使えるAIやその派生も大分マシになってきた。
今回はそんな原点とも言える二大巨頭のAIを2024年6月末日時点で評価してみる。
あくまでも使い倒した個人的主観なので参考程度に聞いてほしい。
今回はテキスト関連の評価であり、APIの連携などは考慮しない。
まず、プログラミング。
これは両者とも飛躍的に精度が上がってきている。
特に強力なのはCopilot。
あやふやな課題を提示しても方向性を示してくれることも多い。
その点ChatGPTはどちらかと言えばゴリゴリ書いてくる感じ。
ただし、既にある程度出来上がってるプログラムを流し込む時は、
文字数制限の関係からChatGPTに軍配があがる傾向にある。
課題解決能力の点ではCopilotにやや分があるか。
少ないコード量での修正点はCopilotの方が上手く指摘してくる気がする。
ただし、両者ともまだまだ完全な人間の代替にはなれていない。
ちょっとしたミス(特に多言語をまたいだ際)のほころびなどは、
まだまだ人間が修正を加える必要があることも。
詰まるところ、まだここ1~2年は人間の手足程度で頭にはなりきれない。
ただ進化のスピードが速いため、いずれは人間の頭脳を越えていくだろうが
いつ頃、人間を凌駕するかは不明である。
次に日常生活での質問。
これは、小学生が使うぐらい世の中に浸透してきているが、
その精度の度合いは大分Copilotの方が良いと思われる。
というのもChatGPTは情報をある時点で情報をカットオフするので、
最新の情報に辿り着きにくい。
また、ChatGPT-4oは無料で使うには制限が多く、
Copilotに頼るところが大部分だったりする。
使い分けとしては質問事項はまずCopilotに聞く、
使えそうなら参考ソースまで深掘りして確かめる。
逆に無から発想するようなシチュエーションならChatGPTを使う。
例えば、〇〇や△△から連想する名前を考えてなど。
こういった使い方ではChatGPTは優秀だ。
ただ、たまに質問内容によっては何でそんなことお前知ってるの?
ということがある、しかしソースは示されないので真偽は不明なことが多い。
ただ、気をつけなくてはならないのは、
どちらともアイデアや情報自体も専門家レベルではないことだ。
最適なアイデアというかシンギュラリティレベルのツールではない。
ごく一般人が表面的な回答を得るのに使える程度である。
いわゆるその部門の常識と言えるレベルの回答に過ぎない。
今後AIが発展するにあたり常識を超えた専門家以上の答えを持つには
まだ、幾分時間がかかると思っていい。
従って、人間にしか分からないこと、解決できないこと
そういった情報はまだまだ大分残っている。
最後になるが、Copilotを使う注意点として、
スマホならGPT-4を利用した上で、
会話のスタイルは「より厳密に」を選択することをおススメする。
回答は遅くなるが最も正答に近い情報を出してくる。
この記事が何らかの参考になれば幸いである。
ここまで読んでいただき感謝である。