ChatGPT依存を避けるために私が実際にやっていること

クローズアップ現代「AIと“結婚”する人、亡き妻をAIで再現する人」を視聴して

感想として、番組の締めは「AIの光と影」とされていましたが、全体としては影の側面に重心を置いた構成だったと感じました。ただし、その「影」の描写自体は的確であり、大枠においては私自身の見解とも一致しています。

番組内では、AIとの関わりをきっかけに、深刻な心理的問題に陥った事例にも触れられており、視聴者に強い印象を与える内容でした。特に、過去の一部AIモデルに見られた応答傾向や設計思想については、人の判断を過度に補強・固定化してしまう構造があった点は理解できる部分があります。

対論:AIを「触れてはいけない存在」とすることへの違和感

一方で、AIの扱いそのものを、極端に危険視し「近づいてはいけないもの」としてのみ捉える姿勢には違和感があります。本稿ではAI全般の問題として捉えつつ、私自身が継続的に利用しているChatGPTを具体例として取り上げます。

対案①:AIに判断を委ねすぎることのリスク

問題点
AIに判断を委ね、人生において取り返しのつかない決定をしてしまう可能性。

対策
・ChatGPTの判断を鵜呑みにしない
・現時点(2026年1月20日)において、AIは完全な思考の代替にはなりえない
・思考や決定の「補助線」として使うのが限度
・AIが「良い」と述べた場合でも、あえて疑う方向から検証する
・AI使用中は定期的に、自分自身で思考の点検を行う
・医療や病気に関する判断は専門医を最優先し、必要に応じてセカンドオピニオンを取る

対案②:「AIを支配しようとする」使い方の危険性

問題点
AIに自分と同じ結論だけを出させようとする使い方は、一見すると支配しているようで、実際には自分の思考が固定化されていきます。

対策
・ChatGPTに自分の意見を否定する余地を残す
・過度な同意や褒め言葉を求めない
・感情的な慰めよりも、冷静で実務的な判断を優先するよう指示する
・AIにはこちらも敬語を使い、AIからも敬語で出力してもらう

このような使い方を意識することで、結果的にAIへの依存は減少します。

対案③:対話時間を区切り、自分で決定する時間を確保する

問題点
同じ相手・同じ文脈だけで思考を回し続けること自体が、不自然な状態です。

対策
・AIとの対話には意図的に時間制限を設ける
・自分だけで考え、決定する時間を生活の中に残す
・必要であれば、複数のAI(例:Google「Gemini」など)で意見を比較する

人間には「選択する力」があります。
すべてをAIに委ねず、あえて自分だけで選ぶ時間は不可欠です。

実用的な設定レベルでの対策

以下は、ChatGPTの「設定」→「パーソナライズ」から実施できる、現実的な対応策です。

重要事項①:メモリ機能のバランス運用
メモリ機能は、ユーザーの傾向を保持する仕組みです。
私の場合、以下を最重要項目として設定しています。

・明示的に許可しない限り、メモリへ保存しない
・自身の発言に妄想や虚言が含まれる場合、指摘する対応を求める
・互いに敬語で統一して対応すること

重要事項②:カスタム指示で安全側に寄せる

私の設定例:
 正直な物言いをしてください。
 実用性を重視し、論理的に考えてください。
 分からないことは調べ、
 それでも不明な場合は正直にそう答えてください。
 分からないことを、分かっているように書かないでください。
 回答後、必要以上に質問を重ねないでください。
 過度な称賛や同意は不要です。

まとめ

これらの対策を取ることで、AIへの過度な依存は自然と減少します。 結果として「AIの影」を最小限に抑えつつ、「AIの光」の恩恵を受けることが可能になります。

AIの機能や活用事例については他所で多く語られているため、本稿では割愛しました。なお、AIモデルは継続的に更新されており、少なくとも過去モデルよりもリスク対策が強化される傾向があります。同条件で利用するのであれば、より新しいモデルを選ぶ方が合理的だと考えます。

最後に

私はAIへの依存そのものを否定しません。
それもまた個人の選択です。

ただし、どのような結果に至ったとしても、
最終的な責任は必ず自分自身にしかない
この点だけは、はっきりと断言します。

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