自然の法則とは何か
この宇宙には自然の法則としていくつかの作用があります。一番理解しやすいのが呼吸の動きです。息を吸う、息を吐く、という一番シンプルなものです。
この時、息を吸う前にあなたは息を吐いていて、肺が空っぽになっています。その分を補おうとして、あなたの体は息を吸おうとするのです。逆に息を吐く時は、酸素を取り出して必要の無くなった空気を排出します。
呼吸とは、ただこれだけのことなのですが、これが、この宇宙の法則とも言えるべき奥深い働きなのです。実は、この呼吸の例えは体だけの話ではなく、あらゆることに通じています。
自然の法則①と②
そしてこの呼吸の例えから、自然の法則のエッセンスを抜き出せます。
自然の法則①:自然は欠乏状態、マイナスを0に近づけようとする(息を吸う)
自然の法則②:自然は必要無くなった余分なものを排出しようとする(息を吐く)
これらが、この呼吸の例えから抜け出せる大きな法則です。では、これが分かったところで何の役に立つのか? 実はこの自然の法則こそ誰もが守るべきものなのです。いや、正確に言うと、この法則に従ったほうが利益があるということです。
日常に見られる自然の法則
多くの人は無意識的にこの法則を守っています。
例えば、お腹が減ったらご飯を食べる(欠乏状態の解消)
体に不必要なものができたらトイレにいく(余分な物の排出)
これも自然の法則に従っていることがお分かり頂けるでしょう。これらは人間の本能としてインプットされているからです。これに逆らうと、どういう結果になるかは大体想像できますよね?
では、本能の領域を一歩越えて、この法則の活用法を考えてみます。
弱点を補う:自然の法則①
自然の法則①についてお話すると、弱点というのは常にカバーするように手を打たねばなりません。弱点を放置するということは、大きな問題を引き起こす可能性を高めるからです。体に弱っている部分があれば、それをケアしなくてはならないことと同じです。
無駄を無くす:自然の法則②
自然の法則②についても、無駄なもの余分なものは、極力排除していくことがとても大切です。これは整理と同じです。余分な物があると全体の働きが損なわれるからです。整理、掃除を全くしない部屋が使いづらいと例えれば、お分かり頂けるでしょう。
自然の法則を活かす知恵
従って体の健康、ビジネス、国家の運営に至る事柄まで、あらゆる選択で軽視するべきでないのが、この自然の法則①と②なのです。できることなら、この自然の法則に則った選択をする方が賢いと言えます。
なぜなら、自然の法則に従っていれば無理が出ないからなのです。自然の法則を外れることはどこかしらに無理がかかることで、長期的には維持できないためです。
法則に従うことの実利
なぜ、こういった法則が宇宙に存在するかは分かりません。しかし、それはなぜ宇宙が存在するのか、という話にも似たものでしょう。そんなことは考えても何の得も生まれません。
要はこの法則が存在する以上、それをうまく利用していくべきなのです。