成長のためには何が必要か?状況を変化させるべき時とそうでない時

成長のチャンス

私は、人が成長する時は、環境があまり良くないことが多いと思っています。

人間はある程度追い詰められたり、ピンチに立たされた時、ようやく知恵を絞って問題を解決しなくては、と考えます。この考え方は間違っていないと私は思っています。うまく事が運んでいる時にあれこれ考えるのは、かえって状況を混乱させる原因になります。うまくいっているなら、現状を継続すれば良いのです。

ですから、物事に対してしっかり知恵を絞り、状況を変化させるべき時というのは、うまくいっている時にはそう訪れません。そう考えると、何が「良い時」で、何が「悪い時」なのか、判断がつきにくいのです。

「うまくいかない時」は成長の機会

物事がうまく成功している時には、現実的な利益は多いですが、その代わりに自分が成長する機会は減ります。逆に、あまりうまくいかない時には、現実的な利益は少ないものの、成長する機会は増えると言えるのです。

「自分は成長しなくてもいいから、利益だけが欲しい」と考える人もいるかもしれませんが、そういう人ほど、むしろ成長の機会を多く与えられるように思えます。世界は足りない部分を補うようにできている、と私は考えています。

ですから、怠けてばかりいれば、そのうち自分が成長せざるを得ないような厳しい状況に立たされるでしょうし、実力を高め続けている人には、いずれ現実的な利益が巡ってくるはずです。

世界のバランス感覚

世界というのは、片方だけが良い状態を嫌うようです。現実的利益と成長の機会はバランスの取れた関係にあります。どちらにもメリットがある反面、必ずデメリットも備わっている。これは世界がそういうふうにできているからなのです。

困難は成長の合図

成長の機会が訪れる時には、たいてい困難な状況が伴います。しかし、それは単なる困難ではなく、成長のチャンスだと捉えることができます。以前、テレビCMで「チャンスはピンチにやってくる」というフレーズを聞いたことがありますが、理にかなっていると感じます。

そう考えると、多くの人が避けたがる「困難」こそが、人間にとって最も必要な要素かもしれません。とはいえ、わざわざ自分から困難を求める必要はありません。望もうと望むまいと、世界は必要な時に必要な困難を、あなたに与えてくるのです。

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