WordPress REST APIの記事データをChatGPTで扱う手順
WordPressには標準でREST APIが搭載されており、
特定カテゴリの記事をJSON形式で取得できます。
これを利用すれば、ChatGPTに記事一覧を渡して整形や再編を行うことが可能です。
今回はカテゴリ毎に、最小限の手順で
「記事データをJSONファイルとして保存 → ChatGPTで参照」する流れを解説します。
REST APIのURL例
以下のようなURLにアクセスします。
https://【あなたのサイトのドメイン】/wp-json/wp/v2/posts?categories=123&per_page=100&_fields=id,title,content&page=1
– あなたのサイトのドメイン
→ サイトのドメインです。例:yagimaru.tank.jp ※例は当サイトの場合
– categories=123
→ ここはカテゴリIDを指定します※スラッグではありません
– per_page=100
→ 一度に取得できる記事数※最大100件
– page=1
→ ページ番号。101件以上ある場合は page=2, page=3 と分割して取得します。
カテゴリIDの確認方法
1. WordPress管理画面 → 投稿 → カテゴリー を開く
2. 調べたいカテゴリーの「編集」をクリック
3. ブラウザのURLを確認
例:https://example.com/wp-admin/term.php?taxonomy=category&tag_ID=123&post_type=post → tag_ID=123 の "123" がカテゴリIDになります。
※よくある間違い:
※カテゴリで指定しているスラッグを使ってもAPIは動きません。
※必ず数値IDを使ってください。
最小手順
- 上記のURLをブラウザで開く
- ブラウザの毎に表示が異なります※記事内容表示オプションがあるので選択
- 画面に表示されたデータを 全選択 → コピー
- テキストエディタ(メモ帳)などに貼り付ける
- UTF-8(BOM無し推奨)で保存し、拡張子を
.json
にする - ChatGPTにファイルをアップロードする
注意点
- 保存したファイルが完全なJSONであることを確認( 先頭が “[” 末尾が “]” )
- 記事数が100件を超える場合は page=1,2,3… と分割して保存する。
- 本文中のHTMLタグ(pやdiv等)はそのままでOK。ChatGPT側で読込可能です。
セキュリティプラグイン利用時の注意
WordPressのセキュリティ系プラグイン(AIOS, Wordfence, AIOWPSなど)によっては、
未ログインユーザーからのREST APIアクセスがブロックされることがあります。
– 公開記事(posts, categories)のGETだけ許可すれば安全で便利に使えます。
– ユーザー情報(/wp/v2/users など)は公開しない方が安心です。
– REST APIが無効化されている場合、まずはプラグインの設定を見直してください。
まとめ
1. カテゴリIDを調べる(スラッグではなく数値ID)
2. REST APIのURLにIDを指定してアクセス
3. JSONをコピーしてUTF-8保存
4. ChatGPTにアップロードして再編処理
これだけで、余計なプラグインや複雑な設定をせずに記事データを安全に扱えます。