山羊丸も30歳を超えて久しいが、
 どんどん変わっていっている気がしてならない。
 それは良い面で特に顕著だ。
日常の習慣も180度変わっていたり、
 28歳頃の自分とはレベルが違う感じがする。
 普通老いていくと失う物の方が多いと言うが、
 求道者にとってこれはまた別門題だと僕は思う。
32歳の僕は工夫の面において28歳の僕に勝つ。
 まだまだこれからも変わっていくだろう。
 変わっていく余地があるのは漠然と分かる。
 きっと僕は死ぬまで最善に向かって走るだろう。
これも囲碁を勉強してきたおかげかもしれない、
 常に効率を最大限考えることを学べたのは大切だった。
 スピードも大切だ。自分を変えるにはスピードがないといけない。
 人世は短いから早く動かないとすぐ終わってしまう。
常に変わっていく人生に飽きなど来ることもない。