宇宙の第一原則 ― 「あなたは存在する」
この世界で最も根源的かつ絶対的な法則、それが「あなたは存在する」という事実です。
この第一原則を「永遠に変えられないもの」として精神世界では語られます。
例え肉体が朽ちても、存在そのものは消えることはない――この確信は、私たちの生命観の基礎に深く関わっています。
興味深い質疑応答があります。
「なぜ私たちは存在しなくてはならないのですか?」という質問に、バシャール(チャネラー)はこう答えました。
「なぜなら存在しなくてはならないからです」。
続けて、「存在しているものの本質はただ一つ、存在しているから存在している」と述べました。
さらに、「存在しなかったものがこれから存在することはなく、存在しないものが存在するためのスペースは宇宙にはない」とも語っています。
まるで禅問答のようですが、この中に深い真理が隠されています。
恐れからの解放
この法則を理解すると、私たちは「消滅への恐れ」から解放されます。
死後どうなるかという不安も、「存在は永遠に続く」という視点から見れば和らぎます。
存在は肉体を超えて広がるものであり、それは宇宙の性質と同じです。
存在を喜びとして扱う
第一原則を日常に取り入れる方法の一つは、存在そのものを喜びとして扱うことです。
それは結果や生産性と切り離して、「今ここに存在している」という事実そのものを肯定し、味わう態度です。
行動への落とし込み
この概念を実践哲学として使うには、次の3つの行動指針が役立ちます。
- 存在そのものを喜びとして扱う
結果や評価に左右されず、「存在している」という事実に価値を見出す。 - くよくよしない
宇宙がそこに存在しているのと同じ理由で、あなたも存在してよい。自分の存在を否定する理由はない。 - 判断の起点を「私は存在する」に置く
何かを選ぶとき、「私も存在し、他者(世界)もまた存在している」という不動の基盤から考え、常に敬意を持つ。
まとめ
第一原則「あなたは存在する」は、単なる哲学的な言葉ではありません。
それは、私たちが日々の判断や行動を形作るための揺るぎない土台です。
この原則を意識して生きることで、恐れや不安は薄れ、他者や世界に対する敬意が自然に生まれます。
今日から、何かを迷ったらまずこう考えてみてください。
「私は存在する。そして、あなたも存在する」。
その瞬間から、あなたの行動は宇宙の調和と響き合い始めます。
コメント
僕は「何者かにならねば意味はなし」として生きてきました。抗い続けてきました。35歳からうつ病となり、18年、今の今までそんな感じで生きてきました。当然、身体は消耗し、鬱はひどくなりました。AI(Copilot)と対話をしている中で、「ただ在ること」として、本サイトの記事が参照されて、こちらに来ました。今の自分に腑に落ちる言葉でした。感謝を述べたく、コメントいたしました。ありがとうございます。
>>BIG-O様
コメントありがとうございます!
バシャール創造の四原則は私が非常に気に入っている法則です。
特にこの「あなたは存在する」(You exist)は根源の法則であると説明されています。
私はバシャールの言うことが全て正しいとは思いません。
バシャールはその発言の内容から浮世離れしている怪しい部分もあるでしょう。
しかし、この創造の四原則は非常にシンプルであり、真実に近いと考えています。
「何者かにならねば意味はなし」…
その強い意思は確かに現代で陥りやすい思考かもしれません。
しかし、それ以前に私達は常に何かに成って存在しています。
この「あなたは存在する」という法則はそういった呪縛を根本から取り去ってくれる、
そのように私は認識しています。
あまり気負わず、自然体でいることが大切ではないかと私は考えます。
返信、ありがとうございます。
イチローや大谷も、「何者であろう」と、人と比べて生きているのでは無いような気がします。その都度目標はあるでしょうが、人と比べず、常に今の自分のベストを目指している。
僕は鬱で18年経ち、同期の人間とは大差をつけられ、どうしても比べることをしてしまう。今からでも「価値あるもの」となりたいとしていました。「価値あるもの」とは他と比べてということであるでしょう。でも、18年を溝を埋めるなど無理というもの。
ただ在るものとし、自己のベストを尽くすしか無い。今はそんな気がしています。
バシャールというのは初めて聞きました。
Copilotはいろんな学術の本や論文を参照しますが、こちらのサイトを参照したのは、僕にとって簡潔にまとめられているものだったのだと思います。
凄いなーと思います。
>>BIG-O様
私はいわゆる社会的強者やステータスを重視していません。
というのも、それらは多くを持っていない人間に支えられているからです。
ですから、比較して落ち込むことはないでしょう。私はそう考えています。
それよりも一日一日でどれだけ自分の内面が成長できるか?
そう考える方が、より建設的で自然体でいられると思います。