個人ブラウザゲームの衰退の経緯

モビルファイト開発陣で話題となったのが
ブラウザゲームに対するユーザー意識の変化がありました。

2016年頃まではFlashも残っていた時期であり、
ユーザーの傾向はそこそこ分散しており、
個人ブラウザゲームでも集客できた面があります。

しかし2023年においてはPCはSteam
スマホはAndroidであればGoogleプレイストアが主戦場となり、
他の一般的なブラウザゲームサイトは、
ごく簡易な非登録型のブラウザゲームのみとなった傾向にあります。

これはある種の必然で収益化というのがポイントだと思われます。
SteamやGoogleプレイストアは簡単に収益化ができます。
非登録型のブラウザゲームサイトも広告で収益が期待できます。
結果ゲームはそういったプラットフォームが中心になります。

そして今のユーザーはゲームが無料かどうかよりも、
どのプラットフォームから配信されているか
その違いの方を優先するようになりました。
つまり2016年と2023年ではゲームを目にする段階から
かなりの差が生まれたのです。

それゆえ登録型の個人ブラウザゲームはかなり息をしづらくなった
というのが個人的な印象です。
収益化を目的としていないから逆に人が集まらない
というのが2016年と2023年時点の決定的な違いだと思います。

私はモビルファイトを再開した当初これを知りませんでした。
クオリティがそこそこの無料ゲームを提供しているならば
人は昔通り十分に集まるだろうと高を括っていたからです。
結果このヨミは決定的に覆されました。

私が知っている個人ブラウザゲームサイトも軒並みこの傾向です。
モビルファイトだけではなく個人ブラウザゲーム全体の傾向なのです。
いまや無料ゲーム製作はクオリティは元より
いかにプロモーションを上手く行うかが重要となったと言えるでしょう。
無料というだけでは人は集まらないというのが2023年の現状です。

満を持して復活したモビルファイトでしたが、
早くも暗雲が立ち込めたなぁ、というのが個人的な感想です。
しかし、クリエイターが市場そのものを変えることはできません。
今後も細々と運営は続けていければと思いますが
いつ終わりが来るかというのは正直予想できません。

とりあえずはリアルの都合がつくまでは運営を続けよう
と思った今日この頃でした。

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